不動産投資物件の釣書(つりがき)?!が到着しました。

      2011/04/05

仲介の営業さんが、鋭意、価格交渉をして頂いてる2号機物件ですが、本日、不動産投資物件の釣書(つりがき)とも言える「調査報告書」が到着いたしました。

この不動産投資物件に係る調査報告書は、仲介業者さんが投資物件の建物管理を行っている管理会社(賃貸仲介とは別のマンションそのものの管理を請け負っている会社)から取得するもので、購入する物件に関するさまざまな事項が、まさにお見合いにおける釣書(つりがき)のように、記載されております。

その内容は、マンションの建築年月や最新の管理費・修繕積立金の額、現在のマンション全体における積立金総額や長期修繕計画の有無など、投資するマンションの身上が記載されています。
マンションの建築年月や管理費・修繕積立金などは、物件の販売資料(俗称:マイソク)にも記載されていますが、記載ミスということが多々あるのが現実ですので、しっかりと確認することが重要です。

基本的には、購入する際の売買契約時に重要説明事項書に記載されるものではありますが、当然ながら売買契約を締結する前、出来れば買付けを入れる前に取得しておき、確認すべき内容のものばかりです。

では、今回、私が買付を入れている物件の調査報告書の記載項目などをご紹介いたします。

管理費等(重要事項)に係る調査報告書

マンション名 ●●ステイツ(●●●号室)
所在地 横浜市青葉区●●●●
修繕積立金総額 48,704,999円
管理組合の借入金 無し0円
管理費・修繕積立金の滞納額
(管理組合全体)
管理費16,440円
修繕積立金15,260円
駐車場使用料49,090円
管理費・修繕積立金等の月額
(売却依頼主負担)
管理費6,540円
修繕積立金5,820円
駐車場使用料0円
管理費・修繕積立金等の滞納額
(売却依頼主滞納額)
管理費0円
修繕積立金0円
駐車場利用料0円
建築年次 平成3年3月
共用部分等の修繕実施状況 実施年月および修繕工事内容
別紙参照
長期修繕計画について 有り(平成19年11月作成:別紙参照)
占有部分の用途 住宅
管理費・修繕積立金等の改定予定 無し(本報告発行日現在)
一時金の徴収予定 無し(本報告発行日現在)
占有部分の利用の制限に関する定め
その他の細則等
使用細則
占有室内改装工事に関する規定
ペット飼育に関する規定
駐車場の使用に係る規定
駐輪場の使用に係る規定
バイク置き場運営細則
防犯カメラ等運営細則
管理規約上の特定の区分所有者に対する管理費等の減免条項 無し
石綿使用調査結果の記録 記録の有無:無し
耐震診断結果の記録 記録の有無:無し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっとこんなところですが、特に確認しておくべき項目としては、建物全体の修繕積立金総額管理組合の借入金、管理費・修繕積立金の改定予定一時金の徴収予定、といったところでしょうか。
いずれの項目も購入直後、あるいは購入後数年以内に思わぬ出費が発生する可能性を確認できる事項です。

オーナーチェンジ物件の場合、大規模修繕を控えて一時金の徴収が予定されているために、割安で販売に出ている物件などがよくありますので注意が必要です。

本物件については、ファミリータイプと混合の大型分譲マンションで総戸数が75戸超ですので、管理費と修繕積立金のバランスも良く、建物全体の修繕積立金総額の積みあがり状況も申し分ありません。
マンションの建物全体の管理会社が、雑誌のダイヤモンド社で実施している管理会社ランキング第一位となっている東急コミュニティーであることも安心感をもたらしてくれます。

熟考中の売主さんが、私の指値を了承してくれることを祈るばかりです。

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