撤去・剥がし系はお手軽じゃん

      2016/09/07

2gouki_afterこんにちは。

ここのところコンスタントに更新できてますが、特に何も考えず、比較的最近あったことなどをとりとめもなく書いているので続けることができてますね。
起承転結も何もなくダラダラと長い記事ばかりとなってしまってますが、そのあたりはご了承下さい。

さて、本日のテーマは、「撤去・剥がし系はお手軽じゃん。」です。

昨日、横浜区分二号機の「楽器可」の訴求力について言及しましたが、今回はその部屋に実施したリフォームについての小話です。
二号機はもともと絨毯敷きの部屋だったので、それをフローリング化する方針はすでに決まっていましたが、どんな仕様でフローリング化するかは色々と検討しました。

・流行でもあり、差別化も可能、時間を経ることで味も出てくるという無垢材での施工

・無垢ではないが、本物の木が材料のフローリング材を用いた施工

・見た目はほぼフローリングと変わらないほど進化の著しいフロアタイル材を用いた施工

ちなみに最初の段階でクッションフロア(以下:CF)での施工は検討から除外しました。やっぱりCFでの施工だと、どうしてもチープ感が出てしまうのと、施工に掛かる費用が劇的に安いかといえばそれほどもでもないんですよね。

それぞれ長所と短所がいろいろあるんですが、一番課題になったのは、もとが絨毯敷きの部屋だったので、フローリングにする際に材料を敷ける厚さ(高さ)が取れなかったということです。
大体、施工部分に使える厚みが5mmぐらいしかありませんでしたので、それなりに厚みがある無垢材や一般的なフローリング材だと下地調整が、結構、厳しいというお話しでした。(確かに納得です。。)
もちろん、建具の下部をカットしたり、既存の幅木スペースを加工したりすれば施工はできますが、やっぱりそれなりにコストが嵩んでしまいます。

一方、昨今のフロアタイル材の進化は素晴らしく、見た目もバッチリ、部分補修も可能、価格も安い、下地調整も一番問題ない部材、となれば、おのずと答えは見えてきます。
本当はサクラなどの無垢材でじっくり味の出る部屋を造りたかったんですが、そこまで家賃が取れるかどうか、はたまた2階物件でしたので防音処置が必須、などから二号機での無垢材施工はあきらめました。(1階物件の3号機ではちょっと試したいです。。)

ということで、二号機のフローリング化はフロアタイルでの施工に決定。
あとは、どんなフロアタイルで実施するかですが、ここはもう見た目のレベルと価格ということになります。価格が安くても、見た目がフローリングっぽく見えないんじゃダメですからね。

候補に挙がったのは、リリカラのレイフロアとサンゲツのウォルナットです。
どちらの商品も見た目や機能性には問題なさそうでしたので、あとは価格ということでサンゲツの製品になりました。
フローリングっぽいタイルはいろいろありましたが、サンゲツの製品と決めた後はカタログとにらめっこしながら、最終的にはウォルナットではなく、同じ価格、同じ厚みのロッキーオークという商品に決定です。

フローリング材とリフォーム内容は確定したので、見積りは他社の相場も確認しつつ作業単位で積算・見直しをしてもらい、まあこれならというところで一旦落ち着かせました。

最終的な決めの段階で、自分でも出来そうだし、処分費も含めてどうも割高に見えるのが「絨毯撤去および処分費」の項目。。。

「う〜ん、これさぁ業者さんが入るまでに自分でやるわ。グリッパー(絨毯を止める釘が突出しているような部材)の処分は厳しいけど、絨毯だったら自分で剥して処分もするからさ。あと、ついでに水場に入るところの木枠の塗装もこの値段のなかでやって貰えませんか。そしたら他社に頼むようなことはしませんから。」と管理会社の担当者にお願いしました。
実はこの担当者さん、管理会社のなかのメンテナンス部出身でして、自分の担当の物件のリフォームも取れないんじゃメンツが立たないじゃないかと思ったんで、多少の金額の差だったらお願いするつもりだったんですよね。

絨毯剥がしと処分費分の金額カットと木部塗装のサービスを承諾して貰ってリフォーム交渉も無事終了。あとは明日でも明後日でも会社が終わった後の夜の時間に車で乗りつけて、ペンチに軍手、あとはカッターを準備して絨毯剥がし作業を自分でするだけです。

翌日でも良かったんですが、結局、翌週の金曜日、夜21時過ぎとなりましたが、仕事が終わった後に車で現地に赴き、絨毯剥がしと搬出のためのカット作業をしてまいりました。
作業内容は本当に簡単で、絨毯の端を持参したペンチでつまんで引き剥がすだけです。
コツと言えるものは、絨毯の角から引き剥がして、ある程度まできたらたらカッターで運びやすい幅に切りながら剥していくというぐらいです。

画像を見た方がイメージつかめますよね。
まず、これが最初の状態です。

2gouki_before

 

角からペンチで引き剥がしながら、1.2mぐらいのところで切れ目を入れて、カットしながら剥がしていくというのを繰り返していくとこうなります。

2gouki_before2

 

あとは、このロール毎にせっせと車まで担いでいって、車に詰め込んでしまえば現地での作業は終了です。
まあ、時間にしてトータル1時間もかからなかったですね。
剥がした絨毯を車に積んで自宅まで運んでいったら、自分の家のゴミとして捨てるだけです。
(ワタクシの場合は、翌日に自治体のゴミ処理場まで車で運んでそのまま処理してもらいました。)

リフォームの場合、取り付け系の作業は素人とプロでは仕上がり具合に差が出ると思いますが、撤去や剥がし系では仕上がりも何もないですし、作業も非常に簡単だと思います。ネックになるのは廃棄の方法だけだと思いますが、畳などの産廃扱いになるようなものじゃなければ、自分の住まいのゴミ処理場に持っていけばどうにでもなるもんです。ワタクシの場合は、これで1万数千円の作業コストが削減できました。
リフォーム全体のコストの1割ぐらいになるのでバカにできない金額ですし、自分の物件の理解にも繋がります。
(あ〜、剥き出しのコンクリってこうなってるのね、とかです。)

よっぽど忙しいなら無理にとは言いませんが、こんな撤去や剥がし系の作業は、お手軽・簡単ですから、セルフでやってしまうのが洗練された大家ってもんかもしれません。
ブロック塀のペンキ塗りなんかと同じで、結構、楽しみながらできるのも、この撤去・剥がし系作業の特徴です。

そして、そんな絨毯撤去後のリフォームの仕上がりはこんな感じです。いかがでしょうか?

2gouki_after

 

2gouki_after2

 

担当者さんも驚いてましたが、ワタクシ、部屋を見た瞬間、無垢材にホワイト塗装をしたフローリングとしか見えませんでした。
昨今のフロアタイル、ホントに侮れませんわ。。。
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