アパートローン契約(金銭消費貸借契約)と返済据置期間

      2011/04/09

本日は、銀行さんとのアパートローン契約の締結を執り行います。
一戸目の学芸大学ワンルームと同じ銀行のアパートローンですので、契約を行う場所も以前と同じ某銀行の住宅ローンセンターでの契約となります。

不動産屋さんからアパートローンの本審査が承認されたとの連絡があったのが、10月12日でしたから、概ね1週間後に銀行にて契約を執り行うというスケジュール感も1戸目と同じです。銀行での契約締結となるので、当然ながら平日での日程調整となりますが、こちらの希望日と銀行さんとの予定の調整はしっかりと不動産会社の方でやってくれます。

契約当日に必要となる書類は家族全員分が記載された住民票や印鑑証明書などですが、これらの書類はすでに不動産会社に渡してあったので、不動産会社と銀行との間で受け渡しをして貰っていました。

今日、自分が用意したので、アパートローンの契約書などに貼付する印紙です。
今回の物件は価格が500百万円台だったので、用意する収入印紙は10,000円のものになります。ちなみに「不動産売買契約書」や「金銭消費貸借契約書」など、不動産投資に係る契約文書についての収入印紙額は次のとおりになっています。(50万円以下と5千万円超は記載を省略しています。)
中古のワンルームマンション投資の場合、5千万円以上の物件というモノは基本的にあり得ないと思いますので、不動産売買契約書と金銭消費貸借契約書にMAX4万円の収入印紙を購入の上、貼付する必要があるということになります。

記載された契約金額
50万円超100万円以下 1千円
100万円超500万円以下 2千円
500万円超1千万円以下 1万円
1千万円超5千万円以下 2万円

アパートローンの手続きをする銀行の住宅ローンセンターに予定時刻の5分前程度に到着し、名前を告げると担当の方が既に準備されていた書類を持って現れます。挨拶を早々に済ました後、今回の融資で2戸目となる旨をお互いに確認すると、押さえておくべきポイントのみを端的に説明するという感じで粛々と申込内容の確認や各書類への署名、捺印を済ませていきます。

アパートローンの本申込書に記載した内容の確認をすすめていくなかで、「こちらの据置期間はなしですね。」という念押しがありました。「あれ?それって特に前回は気にしなかったし、説明や念押しもなかったけど何だろ?」と思い、その疑問を行員さんに伝えました。
すると「こちらは、一定期間融資の返済を据置く場合に記載して頂くものです。据置期間中は金利だけの支払いとなりますので、新築アパートなどの場合、最初はお家賃が入りませんから据置期間というものを設定する方が多いんです。」とのこと。

なるほど~、と感心しつつ、今回の物件は空室の物件だから2~3ヶ月の据置期間を設定しても良かったんだよな、、、と思い、「あの~、今回購入する物件はオーナーチェンジではなく空室物件なので、可能ならば据置期間を設定したいのですが、もともと融資申し込みの際に記載していない状態で本審査を終了しているから今からでは無理なんではないかと思うのですがどうでしょう?」と聞いてみました。
すると、「はい、確かに今から記載内容を変更するとなると、あらためての審査ということになってしまいます、、、」と期待どおりの返答が!!
「あっ、いいです、いいです。次に融資して頂く時はキチンを据置期間も考えて申し込みしますから。」とお伝えして、滞りなく各種書類の手続きが終了致しました。

しかし、この「据置期間」をキチンを最初から設定しておけば、物件の運営当初から一定額キャッシュフローを貯めておくことが出来るので、エアコンやガス給湯器の故障対応用に自己資金を準備しておかなくてもよいことになります。数ヶ月程度、金利のみの期間を設定したとしても、月々の返済額に大きな変動があるとも思えないので、この「据置期間」というものを上手に活用すれば、さらに安心して物件の運営が可能となることでしょう。次は必ず、上手に活用することを心に決めた次第です。

そして、一番最後に管理職(今回は住宅ローンセンター長さん)が現れて、ご挨拶と固定金利と変動金利の違いの説明、金利変動時の注意点、繰上げ返済時の手数料等などを、もう一度、説明して頂きました。
これは、この銀行さんの儀式だと思うのですが、この管理職の方の説明が終了すると、無事に金銭消費契約の締結が完了と相成ります。
センター長さんが席を立ったあと、諸手続きをしてくれた行員さんから融資関係書類とローン契約のノベルティなどを受け取り、銀行をあとにしました。

銀行の外に出たところで仲介の不動産屋さんに、無事にアパートローンの手続きが終了した旨の連絡を入れておきます。
ここまで来れば、引渡し日までに物件の火災保険契約をしておいて、あとは決済日を向かえて引渡し手続きをするのみです。

っと、思ってたら今回の物件はやらなきゃイケナイことがありました。
まずい、まずい。空き室物件の購入時には忘れちゃいけないことがありました。

何をやらなきゃいけないかは、次回、書きます。

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